ATセミナー 2003
Japanese ver. only発表者
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日程/場所
4月10日(木)13:30-@Aコロ
内容
研究室会議+歓迎コンパ
発表者
新M1s
日程/場所
4月24日(木)13:30-@Aコロ
内容
卒業論文発表
安藤) 降着円盤からの鉄Kアルファ蛍光X線スペクトルのシミュレーション
奥村) 星の爆発における自己相似解とその摂動
西澤) ブラックホール候補天体の降着円盤は、自己組織化臨界状態(SOC-state)にあるか?
発表者
中神
日程/場所
5月8日(木)13:30-@Aコロ
題名
The Morphology of Cosmic Structure (II) --- Minkowski
Functionals and N-body simulation ---
概要
大規模構造を観測することで宇宙初期の揺らぎ、あるいは宇宙モデルを決定することができるということが知られている。そのためには観測からの密度分布の統計情報を得る手法が重要になってくる。本研究では統計量としてMinkowski
Functionalsを用い、観測と理論の比較を行っていく。今回の発表では、これまでの研究に加え、Minkowski
Functionalsと、観測との比較に使われるN体シミュレーションについてまとめる。
発表者
池内
日程/場所
5月22日(木)13:30-@Aコロ
題名
In the Beginning: The First Sources of Light and the
Reionization of the Universe
概要
宇宙の暗黒時代から最初の星が生まれて再イオン化が起こる過程までのレビューを紹介する。特に、再イオン化過程の詳細とその観測可能性について詳しく報告する。
発表者
川野
日程/場所
6月12日(木)13:30-@Aコロ
題名
Gravitational lensing & Cosmology (III) - review of GL
and problems in strong lensing -
概要
重力レンズ効果は1979年に最初のレンズ系が発見され、その後の観測技術の発展により今や銀河系から宇宙論の研究までありとあらゆる場に関わってきている。特に赤方偏移が~0.1を越える世界は少なからずレンジングされていると考えられ、その効果から個々の天体についてまたは統計的に密度分布や宇宙論へ制限できるレベルまで達している。
本発表では、重力レンズ効果の基礎と観測例また理論的アプローチなどを簡単にレビューする。その後、特に強い重力レンズの問題やそれに関わる研究を議論する。
発表者
松原
日程/場所
6月26日(木)13:30-@Aコロ
題名
非ガウス場の位相情報
概要
構造の解析において一般的に有用なパワースペクトルには、フーリエ係数の振幅の情報のみしか含まれていない。これに対して位相の情報は高次相関関数と関係しているはずであるが、これまでに具体的な関係が示されたことはなかった。
今回、初めてこの具体的な関係を発見し、位相情報に含まれる物理的な意味を明らかにすると共に、宇宙の構造解析への応用を考える。
発表者
村田
日程/場所
7月10日(木)13:30-@Aコロ
題名
Varianceとfisher information matrix
概要
宇宙の進化は一般相対論,構造形成に関する理論によって記述されているが、それにはパラメータが含まれる。現在それらのパラメータを決める大規模な観測が行われており、主にCMB
mappingとredshift surveyがある。CMBに関しては今年2月にWMAPによる1年目の結果が出てきている。
本研究では後者、特にSDSSを念頭に置き、そのvarianceという量に注目している。今回の発表では、varianceの理論的予言および観測におけるその統計的なエラーとより定量的にパラメータが観測からどの程度制限可能か見ることができるfisher
information matrixについて見てみる。
発表者
安藤
日程/場所
9月18日(木)11:00-@Aコロ
題名
Self-gravitating magnetically supported protostellar disks
and the formation of substellar companions のレビュー
概要
これまで伴星としての褐色矮星は、低質量星まわりの遠心力によって支えられた降着円盤から形成されると考えられてきた。これに対して、磁場に支えられた円盤からの褐色矮星形成の可能性を考え、このようにしてできた褐色矮星の性質が観測と適合するかどうかを論ずる。
発表者
西澤
日程/場所
10月9日(木)13:30-@Aコロ
題名
Clustering and Large-Scale Structure with SDSS by Neta
A.Bahcall の論文のレビュー
概要
SDSSの観測データに基づいて、クラスタリング・大規模構造のどのような研究がどのように行われるかを紹介する。大規模なクラスターのサンプルは、例えば銀河クラスターの光度関数、速度関数、質量関数などのクラスタリングの特質を決定するのに役立つ。高赤方偏移サーベイでは様々なタイプの銀河に対して、大規模なスケールでのパワースペクトルと相関関数が決定され、z>4に至るQSOのクラスタリングの研究が可能になる。また、宇宙論モデル、DM、Ω(omega)との関わりも議論する。
発表者
奥村
日程/場所
10月23日(木)13:30-@Aコロ
題名
Statistics of Cosmological Density Fields, and 2dF Galaxy
Redshift Survey (Large-scale surveys and cosmic structure by Peacock(2003) のレビュー)
概要
膨張宇宙における密度揺らぎの成長を理解するのに必要な基礎知識として、まず宇宙の構造の進化をゲージ理論の観点から考え、Newton的なアプローチが有効であることを示す。次に密度揺らぎ場の統計的な取り扱いについて基礎的な事項を説明する。最後に少し2dFGRSの観測結果を紹介し、理論モデルとの比較を行う。
発表者
中神
日程/場所
11月27日(木)13:30-@Aコロ
題名
The Morphology of Cosmic Structure (III) - Non-linear
evolution & Analysis of N-body simulation -
概要
現在の構造形成の標準理論では、宇宙初期に存在したわずかな揺らぎが重力的に不安定となり、非線形成長することで大規模構造が形成されたと考えられている。
この非線形成長を考える上でN体シミュレーションはが重要な役割を担ってきたが、box
sizeが小さく(数百Mpc/h)、十分とは言えなかった。しかし最近になり1024^3(Mpc/h)^3という大きなN体シミュレーションがなされ、より詳細に非線形成長を追うことができるようになってきた。
本研究では統計量Minkowski Functionalsを用いてこのN体シミュレーションを解析しており、銀河の個数密度をある距離(smoothing
length)で丸め込むことでどのサイズから非線形成長が見えてくるかを探っている。
今回の発表ではこれまでの進行状況を述べるとともに、これらと比較されるべきものとして、2次の摂動理論によるMinkowski Functionalsの式についても触れる
発表者
安藤
日程/場所
12月4日(木)13:30-@Aコロ
題名
Star Formation in Molecular Clouds:Observation and Theory
(Frank H.Shu, Fred C.Adams, and Susana Lizano (1987))のレビュー
概要
銀河内での星形成は複雑な問題であり、12桁にわたる質量と距離スケールの違いと、豊富な物理的問題を含んでいる。このレビューでは巨大分子雲とそれより小さいスケールでの問題の外観を述べる。また、我々の銀河や渦巻き銀河中の星形成領域に対する観測から提出された最近の星形成に対する問題についても考察する。
発表者
M2s
日程/場所
12月25日(木)13:30-@Aコロ
題名
修士論文中間発表
内容
村田) SDSSサンプルのナンバー・カウントから予想される宇宙論パラメータへの制限
中神) Minkowski Functionalsを用いた大規模構造シミュレーションの解析
佐藤) 重力崩壊型超新星爆発の3次元磁気流体シミュレーション
発表者
池内
日程/場所
1月15日(木)13:30-@Aコロ
題名
概要
発表者
M2s
日程/場所
1月30日(木)13:30-@Aコロ
題名
修士論文(中間?)発表(練習?)
概要
(村田)SDSSサンプルのナンバー・カウントから予想される宇宙論パラメータへの制限
(中神)Minkowski
Functionalsを用いた大規模構造シミュレーションの解析
(佐藤)重力崩壊型超新星爆発の3次元磁気流体シミュレーション
発表者
川野
日程/場所
2月5日(木)13:30-@Aコロ
題名
Gravitational Lensing & Cosmology (IV) - strong lensing and
galaxies -
概要
strong
lensingによってレンズ銀河の質量分布を調べることができることはよく知られている。しかし、未だ解決されない問題がいくらかある。それはハッブル定数やサブストラクチャーに関連し、宇宙論的興味もある。
今回は、それらに関わる研究について発表する。観測的にも統計的にもまだこれからの発展が期待されているだろう。特にサブストラクチャーの問題について重点をおいて発表する。
発表者
M2s
日程/場所
2月6日(金)13:30-@Aコロ
題名
修士論文発表練習
概要
村田) SDSSサンプルのナンバー・カウントから予想される宇宙論パラメータへの制限
中神) Minkowski Functionalsを用いた大規模構造シミュレーションの解析
佐藤) 重力崩壊型超新星爆発の3次元磁気流体シミュレーション