ATセミナー 2004 | セミナー | 名古屋大学 宇宙論研究室(C研)

ATセミナー 2004

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4月のセミナー

発表者

日程/場所
4月8日(木)13:30-@Aコロキウム

内容
研究室会議+歓迎コンパ

発表者
西澤

日程/場所
4月15日(木)13:30-@Aコロキウム

題名
Large-scale power in the CMB and new physics: an analysis using "Bayesian model comparison

概要
上記タイトルのレビューをします。WMAPの結果をstandard LambdaCDMモデルと比較するとlarge-scaleでのパワーがかなり低い。そこで、large-scaleで更によりよいfitを目指したモデルを構築し、その中から最も優れたモデルを選ぶために"Bayesian model comparison"という手法を用いる。その結果、large-scaleでのパワースペクトラムにカットオフを持つようなモデルが良いということがわかった。Bayesian statisticsについても簡単に触れる予定です

発表者
加用

日程/場所
4月22日(木)13:30-@Aコロキウム

題名 (first half)
SDSS銀河相関解析 -- 結果と課題 --

概要 (first half)
銀河分布を用いた宇宙論にはバイアスという問題がつきまといます。バイアスは銀河形成という複雑な物理現象の結果であるので、バイアスを理解するためには特に観測事実の積み上げが大切です。そこで私は、着実にデータリリースを重ねているSDSSのデータを用いてバイアスを定量化することを目指し、cosmologyというよりむしろcosmogonyと言うべきスタンスから研究を進めて来ました。具体的には、SDSS銀河のいくつかの性質毎に2点相関函数および3点相関函数を計算しました。その結果をまとめるとともに、ここ1年くらいでの名古屋での研究予定内容について簡単に紹介します。

5月のセミナー

発表者
M1s

日程/場所
5月6日(木)13:30-@Aコロキウム

題名
加耒) Path Integral,Perturbation Theory
榎本) 標準的な一様等方宇宙モデルの概観

概要
加耒) Quantum Field Theoryの定式化において多く用いられている方法はoperator形式とpath integral形式の2つである。この卒論においてはpath integralの方法を用いてperturbation theoryの理解を深めることを目的とした。具体的には拘束系の量子化から始め、gauge fieldのFeynman ruleを導出することを目的とする。途中、いくつか導出に必要な概念にも触れる予定である。
榎本) 現在の宇宙モデルは一様等方宇宙を基本として構築されています。その一様等方宇宙モデルを観測結果と照らし合わせながら概観し、さらに発展であるインフレーション理論についても見ていきます。

発表者
日影

日程/場所
5月13日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
SDSS銀河分布のミンコフスキー汎関数

概要
銀河の空間分布に含まれる、宇宙論あるいは銀河の形成進化の情報を、余すところなく引き出すためには、伝統的な統計手法である2点相関関数では捉えきれない非ガウス的性質を定量化する別の統計手法が必要である。そのひとつとして、ミンコフスキー汎関数と呼ばれる、構造の形状やトポロジカルな性質を非パラメトリックに特徴づける指標がある。
そこで今回、SDSS銀河分布を使い、宇宙大構造の形状やトポロジカルな性質の定量解析を行った。N体シミュレーションによる理論予測と比較した結果、線形な銀河バイアスの仮定のもとで、標準的な構造形成モデルである、Lambda CDMモデルと矛盾しないことがわかった。これまで、LCDMモデルの妥当性は、CMBと銀河分布のパワースペクトルから支持されてきたが、今回パワースペクトルとは独立のトポロジカルな情報からも、LCDMモデルを支持する結果となった。

発表者
池内

日程/場所
5月20日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
ライマン・アルファ吸収線について

概要
クェーサーの吸収線に関する第2回目のセミナーで、今回はライマン・アルファ吸収線を取りあげる。その起源に関するモデルの変遷と関連する観測の進展を議論する。

発表者
吉田

日程/場所
5月27日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
First Sources in Infrared Light

概要
初期宇宙での構造形成を簡単にまとめた後、赤外背景放射にみられる(はず)の初代天体の痕跡について議論する。

6月のセミナー

発表者
奥村

日程/場所
6月3日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Spatial and Dynamical Biases in Velocity Statistics of Galaxies

概要
宇宙論的流体シミュレーションを用いて,銀河とダークマターの間にかかるバイアスを見積もることを目的とした論文を紹介します.
銀河の形状によってダークマターとのバイアスの大きさに違いが出ることは以前から知られている.このバイアスを力学的バイアスと空間的バイアスに分けて考えることによって,形状への依存性を見る.この依存性を見るためにシミュレーションからPairwise Velocity Dispersion,Mean Infall Velocity という2つの量を求めて,銀河の形状の違いによって現れる差が上記の2つのバイアスのうちのどちらによるものなのかを考える.また,ダークハロー内の銀河の運動についても考える.

発表者
村田

日程/場所
6月10日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
SDSSサンプルのバリアンスから予想される宇宙論パラメータへの制限 --修論とこれまで、今後--

概要
修士課程ではフィッシャー情報行列解析を使いSDSSのサンプルをcounts-in-cells解析することでパラメータを決定する際にどの程度の誤差(分散)で決定できるかという期待値を実空間での解析から見積もった。この解析ではデータ間の相関をより正確に解析に反映させるためにセルの重なりまでを考慮に入れて分散行列を導出し行った。またスムージングの形を変えることで特にバリオン振動に感度が高くなることを期待してウィンドウ関数としてエパネチニコフ・カーネルを用いた。これらの解析の結果および修論の時点で残っていた疑問の確認と計算をし直しているのでそれらについて発表する。
また今後について現在考えていることをコメント等をしてもらえるとありがたいので最後に簡単に述べたい。

発表者
松原

日程/場所
6月17日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
高赤方変移(1

概要
post-SDSSの銀河サーベイの可能性を考えるため、Steidel, Adelbergerによる最近の論文紹介を中心にする予定。

発表者
川野

日程/場所
6月24日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Gravitational Lensing & Cosmology (V) - Cluster lensing -

概要
銀河による強い重力レンズ効果(多重増)の観測例は80以上を超えている。そして、銀河団による多重像系も昨年末にSDSSによって発見され注目を集めている。
そこで、本発表では、銀河団による重力レンズ効果について紹介し、その重要性について議論する。また、銀河団による多重像系による特に密度プロファイルへの制限の可能性について話す予定である。

7月のセミナー

発表者
池内

日程/場所
7月1日(木)13:30-@Aコロキウム

題名
宇宙背景紫外線放射と銀河間物質の進化

概要
銀河間物質を加熱していると考えられる宇宙背景紫外線放射の起源とスペクトルについての理論と観測をまとめ、それに関連するGPテストの現状について述べる。続いて、銀河間物質の物理状態を探る方法を議論する。

発表者
西澤

日程/場所
7月8日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Physical evidence of the Dark Energy (review)

概要
LRGサンプル(SDSS)とCMB(WMAP)の相互相関関数を評価する。CMBフォトンは最終散乱面から我々の目に届くまでに様々な物理過程を受けるが、中でも特にIntegrated-Sachs Wolfe(ISW)効果とSunyaev-Zel'dovich(SZ)効果に焦点を当てる。SZで予測されるシグナル(負相関)は微弱なものであったが、ISWを裏付ける程の十分なシグナル(正相関)が得られた。このことは、平坦宇宙を仮定すればダークエネルギーの 重要な存在証拠となる。

8月のセミナー

9月のセミナー

発表者
加用

日程/場所
9月9日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Velocity of galaxies

概要
「動き」の情報量はとても大きいです。一見止まっているように見える銀河ももしその速度がわかれば、その銀河の回りの状況がよくわかりそうです。今回は銀河全体としての速度をどう見積もるのかについてレビューします。
特に銀河のpairwise peculiar velocity dispersionは、銀河赤方偏移カタログの赤方偏移歪みの情報から抜き出せると考えられています。この方法論や実際の測定結果をレビューし、最近のシミュレーションからの示唆についても紹介します。また、速度分散は銀河の種類に応じて値が異なることがわかっています。しかし、これが速度バイアスの存在を示しているとは限りません。速度バイアスの有無を知るにはどうしたら良いのか、私のアイデアを紹介しこれからのプランを説明します。

発表者
日影

日程/場所
9月16日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Physical evidence of the Dark Energy (review)

概要
データを無駄なく利用しつつ、観測的なバイアスを防ぐことは、統計解析の基本である。
SDSSのmain galaxy sampleは、見かけの等級に制限がかかっているため、銀河の光度によって観測範囲が異なったアンバランスなサンプルである。そこで、ある光度幅内で、光度分布に偏りのない均質なサンプル(volume-limited samples)を切り出して、解析を行うことが一般的であるが、均質なサンプルを作る代償として、多くの観測データが捨てられている。例えば、銀河の光度幅1等級のvolume-limited sampleを作る場合には、半分近くの観測データが使われておらず、2点のペアの数では、4分の1、3点のトライアングルの数では、8分の1しか使われていないことになり、統計精度への影響もかなりのものとなる。
今回、データをフル活用し、かつ光度分布の偏りを補正するような適切なweightをかけることで、バイアスを防ぐ、解析方法を考えたので、紹介する。

10月のセミナー

発表者
池内

日程/場所
10月7日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
星間物質の構造と進化

概要
星間物質の研究は、1950年代後半から始まり、さまざまな描像が提案され、ダイナミックな展開を遂げた。それらを簡単にレビューしながら、特にチムニー構造の形成と銀河ハローの進化について述べる。また、星間物質の研究は、遠方銀河の進化状態やスターバースト銀河のモデルへの示唆も与える。それらについて概観する。

発表者
榎本

日程/場所
10月14日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Element Abundances through the Cosmic Ages (Max Pettini,astro-ph/0303272)

概要
クエーサーからの吸収線は多くの情報を持っています。今回の発表では金属量に着目して、現状で何が分かっていて何が問題となっているのかを紹介したいと思います。

発表者
浅田 秀樹

日程/場所
10月14日(木)15:00-@C333セミナー室

題名
Solving a long-standing problem since the Kepler's age --- Discovery of formula for determining parameters of an astrometric binary

概要
17世紀はじめケプラーが太陽まわりの惑星運動に関する法則を発見した。現在に到るまで、太陽系以外の2体系(連星や系外惑星を伴う恒星)の天球面上の位置観測から真の軌道要素を決定するために、複雑な非線形連立方程式系を解析的に解くのは、不可能だと信じられていた。特に、いわゆるケプラーの方程式が超越的なので、数値的に解かざるを得ないというのが、これまでの常識であった。
しかし、今回の「解析的な公式」の発見は、その天文学の常識を覆す。
発見した公式の利点は次の2点である。
[1]データ解析を高速化できる。
[2]1周期未満の軌道の一部の観測だけの場合にも適用可能である。例えば、10年以上の長周期の系外惑星検出に役立つ。
従って、国立天文台のVERA観測やJASMINE計画、そして、SIM(米)、GAIA(欧)といった位置天文観測衛星にとっても、今回の公式は極めて有用であろう。

発表者
吉田

日程/場所
10月21日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
The Temperature Structure of the Warm/Hot Intergalactic Medium

概要
宇宙における全バリオン物質のうち、質量にしてほぼ半分がいまだ観測されていない。理論的にはこれらの「ミッシングバリオン」は密度が低く、温度が10万-1000万ケルビンの銀河間物質であると考えられている。最近ではX線領域でこれらを吸収線あるいは輝線として観測しようという具体的な計画もある。
セミナーではこの温かいバリオンの物理についてシミュレーション結果を交えて説明する。

発表者
奥村

日程/場所
10月28日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
The Alcock-Paczynski test in redshifted 21centimeter maps

概要
現在計画されている、LOFAR、PAST、SKAのような観測によって、赤方偏移を受けた再イオン化の時期の21cm電波のシグナルが測定できることが期待されています。この時期の21cm線を用いてAlcock-Paczynski テストを行い、物質とダークエネルギーの密度に制限を与えることを目的とした論文のレビューをします。

11月のセミナー

発表者
加耒

日程/場所
11月11日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
FIRST YEAR WILKINSON MICROWAVE ANISOTROPY PROBE (WMAP) OBSERVATIONS :IMPLICATIONS FOR INFLATION

概要
WMAPのFirst Year論文のうち、inflationに対する制限について書かれた論文のreviewを行う。WMAPの観測dataに対するfittingを通じて、
・何故「WMAPのdataはinflationを支持」しているのか? 
・WMAPによってinflationary modelがどこまで制限されたのか? 
・より一層、modelを制限するためにどう進めていけばよいか? 
について概説する。

発表者
村田

日程/場所
11月25日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Baryon acoustic oscillation as a probe of dark energy

概要
最近の観測から現在宇宙は加速膨張をしているのではないかと考えられている。理論的にはこれは宇宙のエネルギー密度に対し宇宙項またはダークエネルギーが支配的になる場合に起き、WMAPの結果によりダークエネルギーが宇宙のエネルギー密度の約七割を占めていることがわかっている。 このダークエネルギー(宇宙項)の性質を調べるためには、ダークエネルギーが存在すると宇宙の膨張則が変わることを利用し、z-distance relation or hubble parameterのz依存からw(=p/ρ)に対する制限を得ることができる。
今回はbaryon oscillationのstandard rodとしての可能性を探った論文を、将来的な赤方偏移サーベイ計画とphoto-zを使った撮像サーベイの場合にたいしてレビューします。

12月のセミナー

発表者
M2s

日程/場所
12月2日(木)@C333セミナー室

題名
修士論文発表練習

概要
西澤) 積分ザックスヴォルフェ効果とダークエネルギー
奥村) The Alcock-Paczynski Test Using Two Point Correlation Functions of SDSS Galaxies

発表者
M2

日程/場所
12月9日(木)@C333セミナー室

題名
修士論文発表練習

概要
安藤)

発表者
松原

日程/場所
12月16日(木)@C333セミナー室

題名
フーリエモードの分布関数

概要
構造形成などの解析において密度ゆらぎや温度ゆらぎは2点相関関数を用いて解析されることがポピュラーであるが、相関関数に含まれない情報も存在する。とくに2点相関関数で調べられない性質として分布の非ガウス性などがある。これについては高次相関関数の手法が用いられるが、それも完全ではなく、この他にゆらぎの分布関数などの方法もよく用いられる。
一方でゆらぎの解析において、フーリエ解析は重要な手法であり、理論的にはフーリエ空間の言葉の方がより自然である。理論予言もフーリエ空間における方が、実空間におけるよりもよりシンプルである。
2点相関関数のフーリエ空間における対応物はパワースペクトルであるが、高次相関関数の対応物はバイスペクトル、トライスペクトルなどのポリスペクトルと呼ばれる量であり、これまでに解析されてきている。だが、フーリエ空間においては実空間における分布関数に対応するような解析はこれまでなされてきていない。
これは、非ガウス分布におけるフーリエモードの振舞いの理論的理解が欠如していることが大きな原因である。昨年、フーリエモードの位相分布に関しての理論的進展を報告したが、今回はより一般的に、フーリエモードの振幅と位相を両方考え、一般的非ガウス分布におけるフーリエモード自体の分布関数の振舞いについて、新たな理論的進展を報告する。

1月のセミナー

発表者
池内

日程/場所
1月20日(木)13:30-@C333セミナー室

概要
星間物質の散逸構造理論を紹介する。元々、非線形相互作用にある他成分系において、拡散項を導入することから生じる空間構造で、そのアイデアを星間物質に応用したものである。さらに微分回転の効果も考慮すれば渦状腕のモデルになる。あまり流行はしなかったが、物理学の新しいモデルを天体現象に適用する1つの方法として紹介する。

発表者
NARASIMHA

日程/場所
1月21日(金)16:00-@物理会議室

題名
Gravitational lensing by Galaxy-clusters

概要
Gravitational lensing occurs when the gravitational field of a massive object en route, like a star, galaxy or cluster of galaxies, bends the path of light rays emitted by a distant source. Manifestation of multiple images with characteristic distortion but identical intrinsic properties are the main indicators of lensing. Gravitational lensing is one of the most bias free tracers of mass in compact objects because
(a) The gravitational interaction is sensitive to both visible and dark matter, and
(b) The location of the source and lens are not influenced by each other.
Galaxy-clusters are the largest gravitationally bound objects. Rich clusters of galaxies at redshifts upwards of ~0.2 have enough surface mass density (projected on the plane of the sky) to form multiple images of aligned background sources or highly magnified and distorted arc-like images.
Hence the galaxy-clusters act as natural telescopes to study faint objects at high redshifts. By analysing the multiple images or giant arcs formed near the cluster centre as well as tracing the weak distortion of background galaxies within a few arcminute radius, the mass profile of the cluster lens can be determined.
In this talk, I shall explain many of these concepts in a simple language. I shall also discuss why it is important to study lensing by merging clusters and galaxies in groups or along a filament.

発表者
川野

日程/場所
1月27日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Measuring Black holes from gravitational lensing

概要
1970年代以降、いくつかのブラックホール候補天体が発見されている。その質量は太陽質量程度から10^9太陽質量程度のものまで広がっている。現在理論的にも形成シナリオを巡る数多くの議論がなされているが未だ謎が多い不可思議な天体の一つである。
ブラックホールはX線の変動や高解像分解撮像またそのスペクトルを観測することで発見されてきた。一方、重力レンズ効果は重力の源そのものを探る最もよい現象の一つとしてとらえられている。であるので、重力レンズを使ってブラックホールを探ることは自然な試みと言えよう。本発表では、質量が制限された実際の例も合わせて紹介する予定である。

発表者
M2s

日程/場所
1月31日(月)13:30-@C333セミナー室

題名
修士論文発表練習

概要
西澤) 銀河分布とCMB温度揺ぎの相互相関による宇宙論パラメータへの制限
奥村) SDSS銀河の非等方相関関数による宇宙論的解析

2月のセミナー

発表者
Asantha Cooray

日程/場所
2月2日(水)16:00-@物理会議室

題名
The Quest for Primordial Gravitational Waves

概要
I will describe the search for gravitational wave background from inflation indirectly with CMB polarization observations and directly with space-based gravitational wave detectors. The talk will discuss confusions associated with detection techniques in each of these two cases and methods to remove and reduce such contaminants. Finally,we will summarize the physical parameters one can establish on inflation by combining any detections or useful limits from these two methods.

発表者
加用

日程/場所
2月17日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Clustering of high-z galaxies

概要
現在色々な手法で高赤方偏移銀河の探査が行われています。しかし選ばれる銀河の種類は手法に大きく依存するため、違う手法で選ばれた銀河をお互いに関係付けることは簡単ではありません。今回は、クラスタリングの性質からこれらの関係を垣間見ようとする研究を主に紹介します。

発表者
日影

日程/場所
2月24日(木)13:30-@C333セミナー室

題名
Properties of Void Galaxies

概要
どのような環境で生まれ育ったかは、その後の成長に大きな影響を及ぼす。今回、Void領域にある銀河に着目し、ClusterやWall領域の銀河との性質や進化の違いについて報告する。

3月のセミナー

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