情報科学概論II(実習) 2回目
課題の提出〆切りは次回実習日の正午.
課題提出はNUCTにログインして行うこと.
講義資料
今日やること
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ターミナル上でのファイル操作
課題は4と10.
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データファイルの作成
課題は6.
NUCTでの課題提出に際には,課題番号が分かるようにしておくこと.
ターミナルでのファイルの操作
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端末の画面下部にアイコンが並んでいる場所(ドック)からXquartzターミナル
(Launchpadをクリックして「その他」の中にあるターミナル
でも可)を起動する.
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% pwd Ret とタイプし
現在のディレクトリを確認. なお Ret
はReturnキー.現在のディレクトリがホームディレクトリでなかったら
% cd
でホームに移動しておく.
(% は入力促進記号であり、タイプする必要は無い.)
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% ls Ret
でファイルのリストを確認する.
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(課題)
% man ls Ret
でマニュアルを読んで,ファイルサイズの順に書き出す方法をNUCTの入力欄に記入せよ.
(ls の後にどのようなオプションを付ければ良いか?)
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ファイルサイズの順に書き出したファイルリスト(ここで-lオプションによりファイル容量などの
詳細情報も合わせて載せておくこと)の結果を,リダイレクトを使用してファイル
tmp1.txtに書き出せ.やり方は以下のようになる.
% ls (上で調べたオプション) > tmp1.txt
Ret
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ホームの下に新しいディレクトリ itphys を作成する.
(ディレクトリの名前は好きなもので良い.)
% mkdir itphys Ret
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作成したディレクトリに移動.
% cd itphys Ret
以後.このディレクトリで作業していくことにする.
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先ほど作成したファイルtmp1.txtをディレクトリitphysの下にコピーする.
% cp ../tmp1.txt . Ret
最後の .(ピリオド)は現在のディレクトリという意味である.なお,ピリオドの前に空白
があることに注意.
lsでちゃんとファイルがコピーされたかを確認せよ.
さらに cat, more, lessのいずれかを使ってファイルの中身を確認せよ.
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作成したtmp1.txtは ~/ (~はホームディレクトリという意味)と~/itphys/
の両方にある.~/ にあるものを~/itphys/に移動しよう.
現在のディレクトリが ~/itphys/ であることを確認したら
% mv -i ../tmp1.txt . Ret
とすると、~/itphys/tmp1.txt に上書きして良いか(英語で)聞いてくるので、
yes Ret とすると ~/tmp1.txt
が ~/itphys/tmp1.txt に移動し上書きされる.(~/tmp1.txt は無くなる.)
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(課題)
最後に ~/itphys/ のファイルリストを tmp1.txtに書き足しておこう.
% ls >> tmp1.txt Ret
そして tmp1.txtの中身をcat, more, less のいずれかで表示させ、コピー & ペースト
などを用いてNUCTの入力欄に記入せよ.
データファイルの作成
講義資料のTable 1のデータファイルを作成する.作成したファイルのサイズ
(バイト数)を調べる.
講義で紹介したviなど、自分の好みのエディターで作成して良いが、特に好みが無い場合は以下のようにemacsを使ってみよう.
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% cd ~/itphys
で上で作成したディレクトリ itphys に移動しておく.
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ドック
をクリックしてemacsを起動する.
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新しいファイルを開く
emacs上で
C-x C-f
とタイプするとemacsの下の領域にファイル名を入力できるようになる.
なお、C-x は controlキーを押しながらxをタイプするという意味である.
(上のツールバーのfileからopen fileでもできます.)
ここではファイル名を Hubble.dat としよう.
おそらくemacsの下の領域は ~/ (ホームディレクトリ) となっているので.続けて
itphys/Hubble.dat Ret
とタイプするとディレクトリ ~/itphys/ の下に ファイルHubble.dat が新たに作成される.
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現状ではHubble.dat は空のファイルなので、講義資料のTable 1を見ながらデータを入力していこう.
キーボードから入力し、行末ではRetを押して改行する.
なお、数値の間の空白はspc (スペースキー;
横長のもの)でも tab でも良い.
(注意)講義資料のPDFファイルからCopy & Pasteすると、入力された文字が乱れる場合がある.これはPDFファイルには見えない制御文字が隠されている場合があるため.そんな時は多少時間はかかるが、地道に手打ちしましょう.
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入力が終わったらファイルを保存する.
C-x C-s
とすると Hubble.dat が保存される.
(上のツールバーのfileからSaveを選択しても良い.)
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(課題)
作成したファイルのサイズをlsコマンドを用いて調べ,NUCTでの課題提出の提出の際に
ファイルサイズを答えよ.
補足 Emacsについて
Emacsには自習用文章(チュートリアル)が付いているので,自分で使い方を調べて
いくことができる.
Emacsを起動後,キーボードから以下の文字を入力する.
M-x help-with-tutorial
ここで M-x は ESC key を押して離したあと,x を入力することを示す.
チュートリアルの起動画面が現れる.
あとは画面を読んで指示にしたがって作業をすると自然に emacs の使い方が勉強できる.
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Emacs で重要なコマンド: C-g (Quit).
何の作業をやっているか分からなくなった時に,とりあえず終了できる.
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ただし Emacs の終了は C-x C-c .