降着円盤としての原始惑星系円盤の進化(ガス降着と散逸)
ガス成分を主体する原始惑星系円盤はその電離度に応じて
磁気流体力学的に不安定となり(磁気回転不安定性),
乱流状態となる.
この乱流状態ではマックスウェル応力とレイノルズ応力により
角運動量が外側に輸送され,質量は中心星に落下する.
我々の計算により,磁気乱流は質量降着のみならず,円盤からの
ガスの流出をも駆動することが解明された.
このガスの流れは,固体成分の合体成長に本質的な役割を果たすことが分かってきている。

原始惑星系円盤のガス成分のシミュレーション。色は密度の等値面を示している。円盤は磁気流体力学的な不安定性により磁気乱流状態となっている。ここで調べたガスの運動が、次の図で示すような固体成分の合体成長に本質的な役割を果たすことが分かってきている。 鈴木・犬塚(2009)
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